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夢遊草子(現代版 耳なし芳一)
2007-11-14 Wed 20:48

少し余裕が出来たので
今日から少しずつ更新していきますね

本日は少し下も含みますので
ご退出なさる方はそのままページを
閉じてくださって結構です

予備知識として「耳なし芳一」という話を
知っておくとより楽しめると思います

知っている方は続きを読むへどうぞ


「耳無し芳一」の大まかな概要

芳一という琵琶弾きがいた
昔は物語りは紙などに残されず
もっぱら口伝によって伝えられていた。
芳一は物語を琵琶によって
弾き奏でる事を仕事としていた。

芳一はある屋敷に呼ばれ、そこで
物語を語ることなるのだが、
毎晩、その屋敷に行くごとにどんどん
やせ細っていく。
旅の坊主は芳一が亡霊に取り付かれていると
確信して、芳一にそこに行く事を止めさせる。
しかし、亡霊は彼を連れにやってくるだろう。
坊主は彼を亡霊から守るために
芳一の体に経文(お経)を書く。
その夜、亡霊は芳一を迎えにくるが
お経の書かれた芳一の姿を見ることが出来ない。
しかし、坊主が一箇所だけお経を書き忘れた
場所があったため、
亡霊はその部分をもぎり、もって行ってしまう。
こうして耳を失った芳一の事を人は
耳無し芳一と呼んだ。


夢遊もうろ覚えなのですが、
だいたいこんな感じだと思います


では、続きからどうぞ


事の始まりは一本の電話でした。

 私は所謂(いわゆる)何でも屋としての稼業を
営んでいるのですが、事務所の電話が鳴ったのは
一週間ぶりのこと。壊れでもしたのではないかと
不安になっていた頃の事です。

 内容はというと物騒なモノで、
長くなるので簡単に纏めると、
”このままだとアイツに取り殺される”
と言うものでした。 
 えぇ、仕事はどんな物でも、断れませんからね。
私は、その依頼を受けることにしたのです。

 電話ではよく分からぬ事もあり、
その依頼人に会う約束をしておりまして、
私が小ぢんまりとした喫茶店で待っていると、
一人の女性が入ってきました。
 年のころは20代後半といった所でしょうか。
色の白い細めの女性で、私は病院に飾られた
百合(ゆり)を想像したものであります。
私は、少し陰のある女性の話に耳を傾けました。
 そして、聞き終わった後、私はこう言いました。
「体にお経を書きましょう」

 白い肌に黒と朱の呪詛が綴られてゆきました。
小さな灯りの下でその文字は生き物のように
蠢(うごめ)いて見えます。
 私は静かに筆を進めました。女性は時々、ぴくりと
反応するぐらいで、静かにしています。
「終わりましたよ」
女は静かに頷きました。


 その週の終わりに、女が私の事務所に
やってきた。そして私に感謝の言葉を告げた。
どうやら旨くいったようである。
私は複雑な心境で謝礼を受け取ったのである。

 私がした事を簡単に教えます。
そして何故私が複雑な心境だったかを。

私は単なる何でも屋で、
もちろん坊主では無いのですから、
彼女に書いたのは本物のお経ではなかったのです。
そのお経は、彼女がいつも心の奥に仕舞っていた
アイツに対しての感情です。

 彼女は嬉しそうに、
胸に書かれた”この短小が!”という文字を見て
アイツが逃げていった語っていました。
これで、何度もお金をせびりに来るアイツから
開放されると・・・・

 耳なし芳一ではお経を書き忘れた耳を
亡霊に持っていかれてしまいました。
私は、彼女の体の隅々まで彼女のアイツに対する
言葉を書いていきました。
毛も剃って貰って、その下までもです。
 しかし、たった一つ書かなかった場所があります。
彼女の心にはお経は書けませんでした。
きっと男はその経の書かれなかった
心を持っていったのでしょうか。

 きっと彼女はろくでもない男の元にまた戻るでしょう。

 駄目な男から離れられない女というのはどこにでも
いるものです。
私は、彼女が嬉しそうに男が逃げてゆく様を
語るのを聞きながらそう思ったのでした。


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夢遊草紙(現代 耳なし芳一)
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別窓 夢遊草子  コメント:26 トラックバック:0 top↑
<<フォーリーフ 金を呼ぶ四葉は甘いか苦いか 落下思想ラット バトン>>
この記事のコメント
心に書けないというのは、なるほどですね。
どんなに体に書いたとしても、心は不可侵ですからね。
一度そこに踏み入れられ染められてしまったならば、それを変えるのは至極困難。

耳無し芳一をこんな風にアレンジさせる無遊さんに天晴れです!
2007-11-14 22:26 | URL | 無花果 #- 内容変更
無花果さんへ
話とかで駄目な男から離れられない女(逆も然り)
っているじゃないですか
あれってどうしてなんでしょうかね?その駄目と一緒に
いると自分の優位が確立するからでしょうか?
それとも何か心がつながっているのでしょうか?
まぁ、男と女の繋がりは不思議ですねー
そんなことを考えながら記事にしてみました
2007-11-15 01:19 | URL | 夢遊 #- 内容変更
にゃるほどにゃるほど(ΦωΦ)そぅきましたか。ダメ男はなぜか魅力がたくさんデスからにゃぁ。
てっきり「まんまんに書き忘れた。」か「書いたケドぐっちょりんこで消えた。」のかと思いマシタがさすが紳士デスな(・∀・)~♪
ちなみに前回のコメ返しに「ブログを彼氏に教えてるか??」とありましたが、うぅたんのにゃんこはブログ書いてるコトは知ってマスが、興味がナイらしく(あたちに!?)知りたがりましぇん。そして下品なコトばかり書いているであろうあたちを少し軽蔑してマス(当り♪)。どうやら辞めてほしぃょぅデス(;_;)でも自己満デスから(`ω´)Ψヶヶヶ
2007-11-15 03:31 | URL | うぅたん☆★ #- 内容変更
今度は
ピノキオの鼻が伸び続けて
どっかの穴に突き刺さる話とかいかがでしょうかw

2007-11-15 05:43 | URL | ゲンザイ #- 内容変更
さすが現代の耳なしほういちだけはありますね
てっきり筆でいろいろさわって楽しむという話かと思ってました。そしてこのコメント欄を見て、人々のきみへのイメージがさほどかわってないことに安心しました笑。あっぱれです!
あっぱれさに、トラックバックを2個プレゼント!泣いてよろこべ!
2007-11-15 13:33 | URL | ハラキリ #- 内容変更
あれ?なに、このブログはトラックバックは募集してない感じなの?失礼しました~
2007-11-15 13:37 | URL | ハラキリ #- 内容変更
男と、女の縁を切るというのは
難しいもんなんでしょうね~
いわゆる腐れ縁ですかね。
耳無し芳一も実は
女の人との、腐れ縁を切りたくて
甘い誘惑の言葉を聞けなくするために
自ら耳を切ったとか・・・
きゃぁ~~
2007-11-15 15:41 | URL | ヨッパゲダー #- 内容変更
コメントありがとうございます!!
こちらもリンクはらせてもらいます!!
2007-11-15 21:14 | URL | こみ #- 内容変更
さぞお困りでしょうね、その女性
でもその撃退法には感服いたしました(笑)
耳なしほういちは小さいころから聞いてきた話ですけど
そんな応用の仕方があったとは(^_^)
リンクのほうですが、感無量で受けさせていただきます
私のほうでも、こちらをはらせてもらっていいですか??
2007-11-15 22:01 | URL | 遊立 #- 内容変更
コンバンワ
ソウイウ、刑罰モキタコトハ、アリマスネ

マジョサイバン、かナニカダッタトオモウ
2007-11-15 23:51 | URL | hiroko #- 内容変更
心かぁ なるほど

他人からはなかなか干渉できず
自分すらも時々わからなくなるもの

男女の関係もまた然り。かな。。。
2007-11-16 00:14 | URL | 海 #.Lj5XGds 内容変更
僕将来なんでも屋になります。
2007-11-16 02:11 | URL | 菊 #- 内容変更
あ、なんか知ってる。
小学校の頃に耳なし芳一の話してもらった。
と思う
2007-11-16 17:33 | URL | W #aIcUnOeo 内容変更
こんばんは~^^
このお話聞いたことあります 「耳無し芳一」
桃太郎の鬼胎児の後に、この恐い話を
聞いたので^^;寝る前に聞く話じゃないジャン!!
って思ったんですよね…。現代版って形も
面白いですね☆
2007-11-16 20:44 | URL | リウス #8soljQnI 内容変更
うぅたんさんへ
いやだなぁ、それじゃただのちじょとの変態プレイじゃないですか。そういうのに敏感な方がいるので、あえて刺激をしたりしないですよ。なんたって紳士ですからね。
最近、紳士がなんだかわからなくなってきましたが。
やっぱりそういうものなんですねぇ
彼氏さんにとって俺らは怪しい人ですからねぇ。否定はしませんがー
2007-11-18 02:34 | URL | 夢遊 #- 内容変更
ゲンザイさんへ
面白そうですねー
ピンキオとかグリム童話とかもおもいつけば書いていこうと
オモイマスが、ゲンザイさんはピノキオというよりも
天狗だと思います。いや、なんとなくですが、なんとなくです
2007-11-18 02:36 | URL | 夢遊 #- 内容変更
ハラキリさんへ
君は何か勘違いしているようですが
あくまでこれは物語で、物語の中の主人公が
いったことが筆者の意見でないように(意見のことも多いけど)
この記事のなかでの夢遊はキャラで
ここd語られたことは、別に夢遊の性質をあらわすものでも
なんでもないのです。とかなんとか
2007-11-18 02:40 | URL | 夢遊 #- 内容変更
ハラキリさんへ
そういえばついてないね。
たぶん、消したとおもう
2007-11-18 02:41 | URL | 夢遊 #- 内容変更
ヨッパゲダーさんへ
そうなんですかぁ?耳無し芳一にそんな裏の意味が?
グリム童話とかもなんか残酷なのおおいですよねー
というか、なぜ、あんなにも残酷なものがおおいのか
不思議です。
2007-11-18 02:42 | URL | 夢遊 #- 内容変更
こみさんへ
よろしゅうおねがいしますきにー
ははは
今更リンクしたことを後悔しても遅いのですよ
ふあははははは
とかなんとか
2007-11-18 02:43 | URL | 夢遊 #- 内容変更
遊立さんへ
まぁ、女のひとの本音って聞きたいようで
聞きたくないものですよねぇw
まぁ、本音を知ったらにげだす男もオオイノカト
お試しあれ?w
了解です。遅くなってすいませんが今、至急に
張らせていただきます。そしてぜひともお願い
しやいます
2007-11-18 02:46 | URL | 夢遊 #- 内容変更
hirokoさんへ
人が人を裁く
どうなんでしょうね
必要かもしれませんが
苦痛を与えることが本質ではないと思うのですけどねぇ
2007-11-18 02:52 | URL | 夢遊 #- 内容変更
海さんへ
熱いと思った瞬間冷たく
軽くもあり重くもあり
とっても綺麗でとても汚い
きっと男と女のつながりもそんなものかも
しれませんね。
2007-11-18 02:54 | URL | 夢遊 #- 内容変更
菊のすけえ
何でも屋ニなるためにまず
紳士になる修行をしなくてはいけません!
紳士たつものは3年の義務教育ののち
国家試験に合格しないとなれませんからね!
2007-11-18 02:55 | URL | 夢遊 #- 内容変更
Wさんへ
怪談としては有名な部類だと思うけど、
実際の認知度はどうなのかな?
学校でそんな話もするのかー
いまのゆとり教育ってどんなもん?
いや、分からないだろうけど、なんとなく
聞いてみた。うん。
2007-11-18 02:57 | URL | 夢遊 #- 内容変更
リウスさんへ
寝る前に親に聞かせてもらったなら、
確かに寝る前に聞かせる話ではないですねw
いや、何か考えがあったのかも!
うーん、思いつかないけどw
というか、寝る前に親に本を読んでもらうなんて
実際にある話だったのか!
2007-11-18 03:00 | URL | 夢遊 #- 内容変更
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